映画「ファインディング二モ」で知名度を上げた、カクレクマノミ。オレンジ色に白の模様の愛らしい姿はすっかりおなじみになりましたね。
映画の影響で、実際にオフィスや店舗に設置してみたいと思われた方も多いことでしょう。
でも、カクレクマノミの飼育は、例えばグッピーやエンゼルフィッシュなどよりも、ハードルが高いというのはご存知でしょうか?
その理由は、カクレクマノミは「海水魚」、グッピーやエンゼルフィッシュは「淡水魚」だからです。
観賞魚の世界では、海水魚の飼育は淡水魚よりも難易度が高いとされています。
水槽設置や日々のメンテナンスにおいても、機材や水質調整の手間が異なるため、一般的に海水魚の方が淡水魚よりも費用がかかる傾向にあります。
目次
海水魚の飼育が難しい理由
海水魚が淡水魚に比べて飼育方法が難しい理由として、主に海と河川(湖も含め)の住環境の違いが挙げられます。
言うまでもなく、海は河川に比べはるかに広大です。海水魚は、自分たちが住みよい環境を求めて自由に移動することができます。
これは逆に言えば、海水魚は閉鎖された環境への適応能力が低いということになります。水槽はあくまで人間が魚たちのために用意したもので、彼らが本来住む広大な場所ではありません。
対して淡水魚は河川や湖という、海に比べて自由度の低い環境で生きていくため、環境変化への適応能力が比較的高いという傾向があります。
つまり、海水魚を飼育する場合には、淡水魚の場合よりも、水槽内の環境を限りなく実際の海に近づけるためのシビアな水質管理が求められるのです。
淡水魚と海水魚の比較一覧
淡水魚と海水魚の主な違いを図で分かりやすく表しました。
| 海水魚 | 淡水魚 | |
|---|---|---|
| 水槽適応性 | 比較的低い | 相対的に高い |
| 習性 | 広い海の中で自分に適した環境を求め移動する傾向があり、水質変化への適応能力は低め | 限られた広さの河川や湖で生きるため、水質変化への適応能力が比較的高い |
| 飼育難易度 | 難しい(水質・塩分濃度の維持が必要) | 比較的易しい |
| 価格 | 人工海水や専用機材が必要なため、比較的高価 | 海水魚ほどの特殊な機材は不要で、比較的安価 |
| 基本的な水槽デザイン |
●サンゴや岩礁を配置 ●ブルーの光でライトアップ |
●水草をメインに構成 ●白い光でライトアップ |
| 外観 |
●鮮やかで濃い色合いが多い |
●自然で淡い色合いが多い |
海水魚と淡水魚、レンタル(リース)するならどっちが得か?
オフィスや施設に水槽を導入する際、「購入」ではなく「レンタル(リース)」を選ぶ法人が増えていますが、海水魚と淡水魚のどちらを選ぶかによって、費用やメンテナンスの負担は大きく異なります。
レンタル費用の違い(初期費用・月額)
レンタルの場合、一般的に淡水魚水槽の方が安価に導入・維持できます。
淡水魚(90cm水槽の場合)の月額相場が20,000円〜30,000円程度であるのに対し、海水魚は人工海水を作るためのコストや、プロテインスキマーと呼ばれる特殊なろ過装置が必要になるため、同じサイズでも月額30,000円〜45,000円程度と、約1.5倍〜2倍の費用がかかる傾向にあります。
メンテナンス内容の違い
海水魚のメンテナンスは、塩分濃度の精密な測定や人工海水の調合が必要であり、高度な専門技術が求められます。一方、淡水魚のメンテナンスは水質調整のハードルは海水より低いものの、レイアウトに使われる「水草」が成長するため、定期的なトリミング(剪定)という特有の手間が発生します。
どちらを選んでも専門的な作業が発生するため、これらをすべて定額の月額料金内で代行してくれるレンタルサービスを利用するのが合理的です。
結論:目的と予算に合わせた選び方を
費用を抑えつつ、水草の緑による落ち着いた空間を作りたい場合は「淡水魚」が適しています。一方、エントランスや待合室などで、パッと目を引く華やかなインパクトや高級感を演出したい場合は、多少費用をかけても「海水魚」を選ぶ価値は十分にあります。
ご自身の環境でどちらを購入またはレンタルすべきか迷われている方は、それぞれの料金システムやサポート範囲を比較検討してみることをおすすめします。
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